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第一正規化は、繰り返し項目がないことが定義なわけです。
繰り返し項目ってなんぞや?となるでしょうが、
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/mondai_kaitou_2009h21_1/2009h21h_db_pm1_qs.pdf
データベーススペシャリスト 平成21年午後1 P5図1の*薬品名の説明を参照
*:複数の値または値の組
とP6の薬物療法()の説明を見るとわかるように、{薬物A, 薬物B}のような値が入るということです
「主キーの一部に関数従属している属性がある」というのは、「そもそも」ではなく
「繰り返し項目がない」という前段にたち、「第2正規形であることを否定した結果」
が第1正規形である(第1正規形止まりである)ことの説明となっているわけです。
この問題で言えば
これが 第一正規形であるが、その理由はなにか?であれば、まあそうかもしれませんが、そうしたらザル問題なので、70文字くらいでどの非キー項目が候補キーの何に対し部分関数従属するからなのかを書かせると思います。
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/mondai_kaitou_2015h27_2/2015h27a_ap_pm_cmnt.pdf
これは当時の採点講評ですが、
応用でこれ以降訊かれたか調べてませんが、まずみんな出来るようになったとは思いません。そんなことやってたら、データベーススペシャリスト試験で平成14年あたりから平成26年まで(※)午後1の基礎理論で毎回毎回あれだけ訊いておきながら正当率がマックス付近にいっても良さそうなのにそうならないのは、レベルが上がっても雑なやつはザツなんだ、ということです。
※27年以降はエンティティ設計の一環として正規化の過程で問われるようになった。令和3年で基礎理論も復活した。
平成27年秋期午後問6 [3643]
static寿司さん(No.1)
https://www.ap-siken.com/kakomon/27_aki/pm06.html
設問2 (1)の回答についてです。
該当テーブルが第1正規形であることを答えた上で、
模範解答の1つに「主キーの一部に関数従属している属性があるから」というものがありますが、これが良しとされることに違和感を覚えます。
(間違ってはいないと思いますが、正解かと言われると、少しおかしな気がします。)
「主キーの一部に関数従属している属性がある」というのはそもそも「第1正規形である」
ということのはずなので、題意に沿っていない気がします。
このように、何かしら定義のある単語を答えた際に、その理由として「その単語の定義」を
記載することをなぜ良しとするか、もしくは、なんでもいいから私を納得させてくれる何かを
ご教示いただけますと幸いです。
設問2 (1)の回答についてです。
該当テーブルが第1正規形であることを答えた上で、
模範解答の1つに「主キーの一部に関数従属している属性があるから」というものがありますが、これが良しとされることに違和感を覚えます。
(間違ってはいないと思いますが、正解かと言われると、少しおかしな気がします。)
「主キーの一部に関数従属している属性がある」というのはそもそも「第1正規形である」
ということのはずなので、題意に沿っていない気がします。
このように、何かしら定義のある単語を答えた際に、その理由として「その単語の定義」を
記載することをなぜ良しとするか、もしくは、なんでもいいから私を納得させてくれる何かを
ご教示いただけますと幸いです。
2022.09.10 18:13
GinSanaさん(No.2)
★AP プラチナマイスター
「第2正規形でない」が「非正規形でない」となれば「第1正規形」なわけだから、そういう流れで説明するならば「主キーの一部に関数従属している属性があるから」という説明でいいわけです。
第2正規形の条件は
第2正規形の条件は
1.第1正規形の条件を満たしている
2.すべての非キー属性が候補キーに関して完全関数従属している
2.すべての非キー属性が候補キーに関して完全関数従属している
2022.09.10 19:40
GinSanaさん(No.3)
★AP プラチナマイスター
>「主キーの一部に関数従属している属性がある」というのはそもそも「第1正規形である」
第一正規化は、繰り返し項目がないことが定義なわけです。
繰り返し項目ってなんぞや?となるでしょうが、
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/mondai_kaitou_2009h21_1/2009h21h_db_pm1_qs.pdf
データベーススペシャリスト 平成21年午後1 P5図1の*薬品名の説明を参照
*:複数の値または値の組
とP6の薬物療法()の説明を見るとわかるように、{薬物A, 薬物B}のような値が入るということです
「主キーの一部に関数従属している属性がある」というのは、「そもそも」ではなく
「繰り返し項目がない」という前段にたち、「第2正規形であることを否定した結果」
が第1正規形である(第1正規形止まりである)ことの説明となっているわけです。
2022.09.10 19:48
static寿司さん(No.4)
@GinSanaさん
ご回答ありがとうございます。
すみません。この辺がどうもおかしいことを言っていました。
ですので、以下の回答はまったくもっておっしゃる通りです。
質問がおかしかったです。
「第1正規形」まで正規化されていて「第2正規形」になっていない理由を答えるのに、
「主キーの一部に関数従属している属性があるから」と回答するのは、問題を見なくても
できる回答で、それは午後問題で問われることではないと勝手に思ったのです。
(もちろん、合理性だけで言うならあっていると思います。
ただ、一回合理性の話は置いておき、午後問題でそんな回答オーケーなの...?となりました。
第1正規形と第2正規形を知っていれば、問題の意図するところには言及する必要がないことに
なってしまうのだから。)
応用情報の午後問題は記述形式なので、採点者が「ふるい落とす」こともできますよね。
毎年の合格率が20%台程度なのを見ると、例えば上記のような回答によってかなりの合格者が出たら、
更に回答の粒度によって絞り込まれそう。などと思いました。記述といえど、ある程度一意に答えられないような問題で、作問に悪意を感じました。
こちらの妄想の話にもなるので、そんなことないのかもしれないですが、そんなことあるのかもしれない可能性もあるので、うーんという話です。
後半は単なる愚痴でした。すみません。
ご回答ありがとうございます。
>「主キーの一部に関数従属している属性がある」というのはそもそも「第1正規形である」
>ということのはずなので、題意に沿っていない気がします。
すみません。この辺がどうもおかしいことを言っていました。
ですので、以下の回答はまったくもっておっしゃる通りです。
>「第2正規形でない」が「非正規形でない」となれば「第1正規形」なわけだから、そういう流れで説明するならば「主キーの一部に関数従属している属性があるから」という説明でいいわけです。
質問がおかしかったです。
「第1正規形」まで正規化されていて「第2正規形」になっていない理由を答えるのに、
「主キーの一部に関数従属している属性があるから」と回答するのは、問題を見なくても
できる回答で、それは午後問題で問われることではないと勝手に思ったのです。
(もちろん、合理性だけで言うならあっていると思います。
ただ、一回合理性の話は置いておき、午後問題でそんな回答オーケーなの...?となりました。
第1正規形と第2正規形を知っていれば、問題の意図するところには言及する必要がないことに
なってしまうのだから。)
応用情報の午後問題は記述形式なので、採点者が「ふるい落とす」こともできますよね。
毎年の合格率が20%台程度なのを見ると、例えば上記のような回答によってかなりの合格者が出たら、
更に回答の粒度によって絞り込まれそう。などと思いました。記述といえど、ある程度一意に答えられないような問題で、作問に悪意を感じました。
こちらの妄想の話にもなるので、そんなことないのかもしれないですが、そんなことあるのかもしれない可能性もあるので、うーんという話です。
後半は単なる愚痴でした。すみません。
2022.09.11 11:26
GinSanaさん(No.5)
★AP プラチナマイスター
>「主キーの一部に関数従属している属性があるから」と回答するのは、問題を見なくてもできる回答
この問題で言えば
所属情報以外の社員の情報は履歴管理する必要はなく、最新の情報だけを管理すればよい。
を読まないと、社員の名前が主キー(社員ID、適用開始年月日)に完全関数従属するのか、社員IDのみに部分関数従属するのかがわからないという意味では、問題を見ないとわからない回答です。これが 第一正規形であるが、その理由はなにか?であれば、まあそうかもしれませんが、そうしたらザル問題なので、70文字くらいでどの非キー項目が候補キーの何に対し部分関数従属するからなのかを書かせると思います。
>例えば上記のような回答によってかなりの合格者が出たら、
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/mondai_kaitou_2015h27_2/2015h27a_ap_pm_cmnt.pdf
これは当時の採点講評ですが、
問6
問 6 では,人事システムを題材に,再帰的な構造と履歴とを合わせて管理するためのデータ設計について出
題した。全体として,正答率は低かった。
設問 2 は,正答率が低かった。正規形を正しく理解することは,データベースの論理設計をする上で非常に
重要である。正規形の各段階と定義について,よく理解しておいてほしい。
とあるとおり、受験者の中でデータベースを選んだやつの大半がろくに正規化、まして第1正規化と第2正規化すら理解していないということが示されています。問 6 では,人事システムを題材に,再帰的な構造と履歴とを合わせて管理するためのデータ設計について出
題した。全体として,正答率は低かった。
設問 2 は,正答率が低かった。正規形を正しく理解することは,データベースの論理設計をする上で非常に
重要である。正規形の各段階と定義について,よく理解しておいてほしい。
応用でこれ以降訊かれたか調べてませんが、まずみんな出来るようになったとは思いません。そんなことやってたら、データベーススペシャリスト試験で平成14年あたりから平成26年まで(※)午後1の基礎理論で毎回毎回あれだけ訊いておきながら正当率がマックス付近にいっても良さそうなのにそうならないのは、レベルが上がっても雑なやつはザツなんだ、ということです。
※27年以降はエンティティ設計の一環として正規化の過程で問われるようになった。令和3年で基礎理論も復活した。
2022.09.11 15:41